3流大学卒業生が会計士試験に1年半で短期合格した体験記(第3回ー財務諸表論)

こんにちは。keijiです。

第三回のテーマは財務諸表論です。

財務諸表論は短答式と論文式とで出題範囲や深さがかなり異なります。

テキストではランク分け(A〜C)されているので、これを思い切って信じて割り切ってやることが大事です。

短答式は、とにかく早く読んで早く答えを出すことが求められる試験です。膨大な知識のインプットが必要担ってきます。

この手のインプットものは理解ができればあとはその枝葉をたどるだけです。根幹部分を理解してしまえば楽勝です。

 

具体的に、どーするのか?

 

第2回のテーマ「簿記」でも紹介しましたが、理解するのも記憶するのもまず「読む」ことです。何度も何度も読むことです。

 

最初から全部読んでもわからないし、どこに何が書いてあるのか整理できない…という人は、概要と見出しのみ、読んでください。テキストの中身も、見出しだけどんどん読んでいきます。

 

この「概要」はとてもざっくりしていますが、コアでもあります。これを理解できれば、80%コアを理解しているといっても過言ではありません。

 

「見出し」というのは、作者が頭のなかで理解していることを体型だてて整理してくれています。これを使わない手はありません。見出しを読んで、あぁ、テキストはこんなふうに幹の論点があって、枝葉の論点はこんなふうに付いているんだなぁと、なんとなく分かるはずです。

 

そのうち、退職給付会計のこの論点は簿記のテキスト3のこのあたりに書いてあるなぁ、っていうくらいになります。そんな感じで、テキストの構成が分かるまで読みます。

 

ここまでくれば、頭のなかに辞書があるのと同じレベルですよ!

 

単純に覚える作業は本当につまんない作業で苦しく、続きません。(実際に私には100%無理です。)

なので、何度も読むのです。

わからなくてもいつか理解できるので、何度も読むのです。

超集中状態を維持して!早く!読むことです。

 

ポイント1

記憶ものでも理解ものでもいいから、何度もテキスト読む!しかも超集中して。

 

これまでが短答式の攻略法です。

簡単です!何度も読むだけです。

 

次に、論文式は、なんといっても理解有りきです。思考力が問われますが、あくまで学者が述べていることを理解するだけです。自分の意見を学者の先生方レベルで求められるものではありません。学者が述べる考え方を理解できればいいのです。

 

(余談ですが、このスキルは実際に、実務上監査の現場でも必要になりますょ。)

 

理解を深めるためには、(私はTACでしたので)解答への道という演習問題に載っている解説をひたすら読みました。要するに趣旨に照らした考え方が書いてます。

 

趣旨さえ理解できていれば、論文式なんて覚えることなんて全くありません。趣旨を武器に、文章はどこまでも書けるはずですから。

 

簿記&財務諸表論は、取引をお金で写すためのひとつのツールです。

取引の実態を考えて、お金で例えるなら、っていう視点でいきましょう!

(単純にはいかないと思いますが…)